11月の鉱工業生産、2カ月連続低下 6年7カ月ぶり低水準

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 経済産業省が27日発表した11月の鉱工業生産指数速報(平成27年=100、季節調整済み)は前月比0・9%低下の97・7で、25年4月以来6年7カ月ぶりの低水準だった。低下は2カ月連続。基調判断は「生産は弱含み」で据え置いた。

 前月比4・5%の大幅低下となった10月に続く低下となった。業種別では、15業種のうち、生産用機械工業、電気・情報通信機械工業など12業種が低下。生産用機械工業は、10月の台風被害で掘削機械の生産への支障が続いた。自動車工業や電子部品・デバイス工業など3業種が上昇した。

 生産の先行きについて経産省は、12月が前月比2・8%の上昇、来年1月が2・5%の上昇を見込む。

 一方、経産省が同日発表した11月の商業動態統計速報によると、小売業の販売額は前年同月比2・1%減の11兆8670億円と、2カ月連続で減少。自動車や家電の販売が振るわず、平年よりも気温が高めで冬物商品の動きも鈍かった。

 消費税増税が実施された10月の7・0%減からはマイナス幅は縮小。季節の違いなどで単純比較は困難だが、前回増税時の26年4~5月(4・3%減、0・4%減)と比べると今回の方がマイナス幅は大きい。

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