LCCピーチ、関空-奄美線就航 旧バニラ路線が復活、「ピーチ」効果出るか

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記念撮影する客室乗務員と搭乗客ら

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 格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーション(大阪)は26日、関西国際空港-奄美(鹿児島)線の運航を開始した。奄美大島は来夏の世界自然遺産登録を目指しており、ピーチの角城健次副社長は「自然豊かな奄美を多くの人に知ってもらえたら」とPRした。

 関空で行われた記念セレモニーで角城副社長は「お待たせしました。関西とゆかりの深い奄美を結ぶことができ、大変うれしい。帰省のお客さまは故郷で良い正月をお過ごしください」とあいさつ。客室乗務員らが奄美を特集した同社のフリーペーパー「PEACH(ピーチ)LIVE(ライブ)」などを乗客らに手渡し、ハイタッチで見送った。

 同路線は、同じANAホールディングス傘下のLCC、バニラエアが平成29年3月から運航してきたが、ピーチとの経営統合に伴い今年5月に運航を終了。ピーチが約7カ月ぶりに復活させた形になる。

 この日はピーチの成田-石垣線も就航。旧バニラエア路線のピーチ移管がすべて完了したことになる。

 バニラエア時代、奄美に多くの乗客を運び、波及した経済効果は「バニラ効果」と呼ばれた。これに続く「ピーチ効果」の実現に地元・奄美の関係者らは期待を寄せる。ピーチの関空-奄美線は1日1往復で、運賃は片道4790円~。(音野阿梨沙)

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