性暴力の被害に悩む若い女性を対象に政府が今月実施した会員制交流サイト(SNS)による相談サービスに、250件を超える相談があったことが27日、分かった。橋本聖子男女共同参画担当相が閣議後の記者会見で明らかにした。
橋本氏は「中高生の相談もあり、卑劣な行為や深刻な事案があった。相談できずに悩んでいる人にはこうした取り組みが重要だ」とし、来年度も試験的にSNS相談を行う方針を示した。
国によるSNS相談は初めてで、民間団体と協力し10~24日に実施。LINE(ライン)などを通じて専門スタッフが対応し、面会支援した例もあった。結果や課題は本年度内に検証する。橋本氏は、SNSとは別の支援方法についても検討する考えを示した。