米ニューヨーク市近郊でハヌカ(光の祭り)を祝っていたユダヤ教ラビ(指導者)の自宅に28日夜、何者かが押し入り大きな刃物で5人を刺して逃走した。米メディアが報じた。
現場はニューヨーク市の北西へ車で1時間ほどの町ラマポで、正統派ユダヤ教徒が最近多く移り住んでいる地域。シナゴーグ(ユダヤ教会堂)が隣接し祝いのため数十人が集まっていた。5人の詳しい容体は不明。
ハヌカの季節を迎えニューヨーク地域ではユダヤ教徒を狙ったとみられる傷害事件が多発し、当局が警戒していた。
容疑者は約2時間後にニューヨーク市内で拘束されたが人定などは明らかになっていない。当局は憎悪犯罪(ヘイトクライム)などの容疑で捜査している。(共同)