習近平氏が新年あいさつ「香港安定は祖国が期待」 米念頭に「風雨恐れぬ」   

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新年のあいさつを発表する中国の習近平国家主席(新華社=共同)

新年のあいさつを発表する中国の習近平国家主席(新華社=共同)

 【北京=西見由章】中国の習近平国家主席は31日、国営中央テレビなどを通じて新年のあいさつを発表し、反中・反政府デモが続く香港情勢を念頭に「香港の繁栄と安定は香港同胞の願いであり、祖国人民が期待していることだ」と述べた。香港の混乱への危機感と事態収束に向けた決意を改めて示した形だ。また習氏はトランプ米政権の対中圧力を念頭に「われわれは風雨も困難も恐れない」と強調した。

 習氏は12月20日にマカオの返還20周年記念式典に出席したことに触れ「マカオの繁栄と安定を喜び、安堵(あんど)している。一国二制度は完全に実行可能で人心を得ることができる」と主張。「ここ数カ月、香港情勢は皆さんを心配させてきた。調和し安定した環境がなければ、どうして安心して暮らし、楽しく働ける郷里となるだろうか」とデモ隊を牽制(けんせい)し、「香港と香港同胞の多幸を心より祈る」と語った。

 習氏は2019年を振り返り「最も忘れ難いのは(10月1日に)新中国成立70周年を盛大に祝ったことだ」と言及。19年の成果として「党、国家の機構改革の完全な成功」などを挙げた。12月に中国初の国産空母が就役したことなどに触れ「国防と軍隊の改革は着実に進展し、人民の軍隊は新時代の強軍の風格が現れている」と称賛した。

 習指導部は全面的な「小康(ややゆとりある)社会」の実現を目指す20年までに、14年時点で約7千万人いた貧困人口をゼロにする方針を掲げている。習氏は「期限通り農村の貧困人口をすべて解消しなければならない」と呼びかけた。

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