3日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は中東情勢悪化への警戒感から急落し、前日からの下げ幅が一時360ドルを超えた。午前10時現在は前日比223・24ドル安の2万8645・56ドル。ハイテク株主体のナスダック総合指数は57・54ポイント安の9034・65。
米軍がイラン革命防衛隊の精鋭組織の司令官を殺害したことで投資リスクを回避しようとする姿勢が強まり、売り注文が先行した。昨年末からの急上昇に伴う利益確定の動きも誘発した。
2日のダウ平均は、休日前の昨年12月31日と比べ330・36ドル高の2万8868・80ドルと、過去最高値を更新して取引を終えた。(共同)