トヨタ自動車は6日(日本時間7日)、暮らしを支えるあらゆるモノやサービスがつながる実証都市「コネクティッド・シティ」を静岡県裾野市に造ると発表した。世界最大の家電IT見本市「CES」の開幕に先立つ発表会で豊田章男社長が明らかにした。
豊田氏は「トヨタは世界をより良い場所にするための役割を果たせると信じている。この都市は小さいが、重要な一歩だ」と語った。2年前のCESで、車メーカーから移動サービス全般を手掛ける「モビリティカンパニー」への転換を宣言。今回は街づくりに構想を広げた形だ。
米ラスベガスでは6日、CES参加企業による報道陣向け先行発表会が本格的に始まった。日本からはパナソニックも登場。
CESは7~10日に開かれ、日産自動車やホンダ、ドイツのダイムラーなど多くの自動車メーカーが参加する。部品メーカーも一堂に会し、ブリヂストンが初出展して空気を使わない次世代タイヤを紹介する。(共同)