訪日客、夜の消費も楽しんで 大阪で和とダンス融合のショー





和風にリミックスされたダンスミュージックに合わせてパフォーマンスが披露された「オオサカナイトフュージョン」。訪日客らがパフォーマンスを楽しんだ=10日午後、大阪市北区(彦野公太朗撮影)

 JTBは10日、訪日外国人客が夜に楽しめるライブショー「オオサカナイトフュージョン」を梅田のナイトクラブ「クラブピカデリー」(大阪市北区)で始めた。夜間の観光コンテンツを充実させ、訪日外国人の消費につなげる狙い。和風にアレンジしたダンスミュージックに日本の伝統芸能やDJなどのパフォーマンスを融合させたショーと銘打っており、新たな夜の観光名所を目指す。

 2部構成で、1部では甲冑に身を包んだ武者姿のDJや着物ダンサー、歌舞伎役者ら総勢約20人が音楽に合わせて立ち回りを披露。2部では客が演者とともに踊ったりマジックや三味線演奏を楽しんだりなどした。

 3月27日までの期間限定で、毎週金曜の午後8時~8時45分に開催。2500円。全12公演で1800人の集客を目指し、反応を見て通年開催を検討する方針だ。

 ショーを主催したのは、JTB傘下で訪日旅行を手がけるJTBグローバルマーケティング&トラベル。同社の黒澤信也社長は、昨年の訪日客数が推計3188万人と韓国人客の激減などで前年比2・2%増の微増にとどまったことに触れ、「単に客数を増やすのではなく、たくさん消費してもらうことに着眼点を移すべきだ」と強調。観客が一体感を味わえる夜の観光コンテンツを増やすことで「需要の創出につなげたい」と話した。



Source link