口永良部島で噴火 昨年2月以来、噴石飛散

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 気象庁のカメラが撮影した噴火する鹿児島県・口永良部島の新岳=11日午後3時6分
 気象庁のカメラが撮影した噴火する鹿児島県・口永良部島の新岳=11日午後3時6分

 11日午後3時5分ごろ、鹿児島県屋久島町の口永良部島の新岳火口で噴火が発生した。気象庁によると、大きな噴石が火口から約300メートルまで飛散した。火砕流は観測されていない。噴火の観測は昨年2月2日以来。噴火警戒レベルは3(入山規制)を継続している。

 気象庁は、新岳火口から約2キロの範囲で、大きな噴石や火砕流への警戒を呼び掛けている。風下では火山灰だけでなく、小さな噴石も遠方まで届く可能性があるという。

 県警や屋久島町役場によると、人的被害などは確認されていない。町役場は避難の呼び掛けはしていないが、降灰による被害への注意を促している。

 口永良部島の面積は約36平方キロで、昨年12月末の住民基本台帳登録人口は100人。

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