愛知県警稲沢署は12日、パトカーのサイドミラーを壊したとして、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した同県稲沢市の職業不詳の男(57)が暴れたため、署員らが取り押さえたところ意識不明の重体となり、その後搬送先の病院で死亡したと発表した。死因や制圧方法が適切だったかどうか調べる。
稲沢署によると12日午後、地域の会合でもめ事があり、駆け付けた地域課の男性巡査長(41)らが男をパトカーに乗せて自宅近くまで送り届けた。降車させた後、男がパトカーのサイドミラーを破壊したため、午後4時50分前に現行犯逮捕した。その際、警察官3人が男をうつぶせにして制圧したという。
男は午後5時25分ごろ救急車で病院に搬送され、同10時40分すぎに死亡した。