産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、昨年10月の消費税率10%への引き上げ後に買い物を控えているかどうかを聞いたところ、71・1%が「控えていない」と回答した。「控えている」の26・8%を大きく上回っており、懸念された消費への影響は限定的だったようだ。
一方、消費税率引き上げ後の景気の実感については、全ての世代で「上向いている」は1割以下だった。女性の10・20代と60代以上を除く世代で5割以上が「横ばい」と回答。男性60代以上と女性の10・20代、40代、60代以上では4割以上が「下降気味」としており、ほとんどの世代で景気回復の実感は感じられないようだ。