東京電力ホールディングスと中部電力の燃料・火力発電事業を統合したJERA(東京)と、総合建設業(ゼネコン)大手の清水建設は15日、洋上風力発電事業で協業すると発表した。両社が持つノウハウを活用して、国内外の洋上風力発電プロジェクトへの取り組みを加速していく。
JERAは英国や台湾で大規模な洋上風力プロジェクトに参画しており、開発段階から建設、運転に関する知見を蓄積を進めている。清水建設は洋上風力発電施設建設を今後の主力事業とする方針で、海上での建設作業に活用する自己昇降式作業船(SEP船)を建造中だ。
両社ともに国内での大規模洋上風力プロジェクトへの参画はまだないが、秋田県沖など視野に、事業開発に向けた適地探索や技術検討を共同で行っていくとしている。