書類送検の町議 大坂被告との関係「ノーコメント」





大坂正明被告

 昭和46年の渋谷暴動事件で、警察官を殺害したとして殺人罪などで起訴された過激派「中核派」の活動家、大坂正明被告(70)の潜伏先マンションをめぐり、大阪府警が詐欺容疑で広島県安芸太田町の大江厚子町議(63)や中核派の男性活動家(56)らを書類送検した事件で、大江町議は16日、産経新聞の取材に対し、大坂被告との関係について「ノーコメント」などとした。

 大江町議の書類送検容疑は、島根県の知人男性(67)や活動家と共謀し平成28年6~7月ごろ、島根県の銀行支店で利用目的などを偽って口座を開設。通帳やキャッシュカードをだまし取ったとしている。

 大江町議は取材に、男性と知り合いであることは認めたが、自身らが書類送検されたことは知らないとし、今後の対応は「弁護士と協議して決めたい」などと話した。

 捜査関係者によると、口座は、大坂被告の潜伏先だった広島市安佐南区のマンションの家賃振り込みなどに使われたという。マンションは男性名義で契約され、大坂被告は少なくとも29年2月にはこの部屋で潜伏を開始。同年5月に府警がこの部屋を捜索し、大坂被告の身柄を確保した。



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