河野太郎防衛相は17日午前の衆院安全保障委員会で、4月に予定される中国の習近平国家主席の国賓来日について「国賓で訪問されることに異論はない」と述べた。尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域への中国公船の侵入などを踏まえ、国民民主党の前原誠司元外相が質問したことに答えた。
河野氏は「尖閣近辺の問題は国民が(習氏を)迎え入れようという感情に影響がある。そういう意味で中国側の努力が必要だ」と強調した。
河野氏は米ワシントンで14日(日本時間15日)に行った講演で、習氏の国賓訪日に向けて状況改善の必要性を指摘していた。