広島市を中心とした平和首長会議に加盟している都市の子供たちを対象にした「子どもたちによる“平和なまち”絵画コンテスト」の入賞作品が決まった。11~15歳の部門では、同市立基町小学校(同市中区)6年の原詩音(しおん)さん(12)が優秀賞に輝き、同市役所で表彰された。
このコンテストは、次代を担う若い世代の平和教育を進めるという同会議の方針のもと、加盟都市で平和教育を充実するために開催。2回目の今回は、昨年6~11月に作品が募集され、21カ国70都市から2829作品の応募があった。
原さんは、女性の姿と、湖の上を飛ぶハトに多くの手が差し伸ばされている様子を描くことで、人種や地域を超えた平和な世界が実現することを表現した。
松井一実市長から表彰状を受け取った原さんは「アイデアが頭に残っているうちに、1週間で描きあげた。たくさんの応募があったと聞いていたので、まさか入賞するとは思わなかった」と笑顔を見せた。