あおり運転をして車を停車させ、サイドミラーを手でたたき折ったとして、大阪府警摂津署は20日、器物損壊の疑いで、大阪市東淀川区瑞光のトラック運転手、栗生幸治容疑者(41)を逮捕した。「割り込まれたことに腹が立ってやった」と容疑を認めている。
逮捕容疑は昨年12月28日午後1時15分ごろ、大阪府摂津市南別府町の府道交差点で、大阪市東淀川区の男性(35)が運転する乗用車の前に自身の乗用車を割り込ませて停車させ、車から降りてサイドミラーをたたいて壊したとしている。
同署によると、栗生容疑者は男性が車線変更で前方に入ってきたことに立腹し、約1・5キロにわたって後方から距離を詰めて運転。その後、前に回り込んで進路をふさいだという。男性はドアをロックして外に出ず、けがなどはなかった。栗生容疑者は現場から逃走したが、付近の車のドライブレコーダーなどから関与が浮上したという。