公共工事3件の入札情報を教えた見返りに現金30万円を受け取ったとして、加重収賄などの罪に問われた兵庫県赤穂市建設課の元土木係長、浜田善彦被告(49)に神戸地裁(川上宏裁判長)は22日、懲役2年、執行猶予4年、追徴金30万円(求刑懲役2年、追徴金30万円)の判決を言い渡した。
検察側は公判で「設計金額を漏らした対価として30万円を受け取ったのは言語道断」と指摘。弁護側は「反省している」として執行猶予付きの判決を求めていた。
判決によると、平成29年3月~30年2月、橋の修繕工事など3件で、建設会社の元社長、馬場喜靖被告(55)=公判中=に設計金額を教え、謝礼として計30万円を受け取った。