救急車内の劇薬「アドレナリン」1本紛失 船橋市消防局

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 千葉県船橋市は23日、救急車内に備えてある救急用薬剤「アドレナリン」1本(1ミリグラム)を紛失し、県警船橋東署に届け出たと発表した。

 アドレナリンは劇薬で、8歳以上の心臓機能が停止した人への補助治療薬として用いられている。

 同市消防局によると、17日午前、東消防署古和釜分署救急隊が救急出動から戻ってきた後、専用ケースに6本あるはずのアドレナリンのうち1本の紛失が判明。出動した現場や救急車内などを探したが見つからなかった。15日朝の当直員交代時には専用ケースに6本あったが、その後は本数確認をしていなかった。

 製薬会社の説明では、アドレナリンの内服や皮膚への付着で人体への影響は低いという。消防局は「アドレナリンを発見した場合は、開封せず消防局救急課へ連絡してください」と呼びかけている。

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