高知県は24日、職員が作成したとみられる個人情報のデータが保存されたハードディスク(HD)1個が県内の中古部品販売店で売られていたと発表した。購入した県民から「個人情報が保存されている」と指摘があり発覚。生活保護受給者の氏名や住所などが記録されており、県が流出の経緯を調べている。
県はデータの外部流出は確認されていないとしている。データは、平成15年ごろに作成されたとみられるが、職員は特定できていない。
購入した県民は数年前に中古部品販売店でHDを2個手に入れた。このうち1個に個人情報が記録されていることに気付き、今月22日に県内の自治体に問い合わせた。
県では通常、HDを廃棄する際、物理的に破壊するかデータを消去するとしている。