大阪府阪南市の小・中学生が新聞への思いを作品にする「第4回阪南市『すべての教室へ新聞を』川柳・作文コンクール」に13人が入賞し、表彰式が市役所で行われた。最優秀賞にあたる日本新聞販売協会賞に、市立桃の木台小4年の久保満優菜(まゆな)さんと、市立飯の峯中3年の熊本真莉愛(まりあ)さんが選ばれた。
子供たちに新聞に親しんでもらおうと、新聞販売店から最寄りの学校へ無償で新聞を届ける「すべての教室へ新聞を」運動を展開している阪南市新聞販売協議会が主催。小学生から川柳、中学生から作文を募集し、計99人が応募した。
久保さんの川柳は「記事を読む/父のまねして/大人気分」。久保さんは「お父さんが晩ご飯の前にみた新聞を私も読んでいます。記事で分からないところはお父さんに聞いています」と話した。
熊本さんは作文で、平成30年9月の台風21号でインターネットがつながらない中、新聞に載った被災状況の写真に衝撃を受けたと書き、「あの、新聞紙を広げた時の新鮮な驚きや、胸に迫る感動を、私に届け続けて欲しい」と訴えた。
その他の主な入賞者は次の通り。
【川柳】阪南市新聞販売協議会賞=市立尾崎小4年、大島直樹さん▽同=市立上荘小6年、藤原琉喜(りき)さん▽産経新聞社賞=市立下荘小6年、岸谷航志(こうじ)さん【作文】産経新聞社賞=市立貝掛中2年、松田由衣さん