職務に精励してきた警察官を表彰する「第43回茨城県民の警察官」(産経新聞社主催)の選考委員会が29日、水戸市で開かれ、桜川署地域課の大木進警部補(57)と、県警本部生活環境課の阿久津渉(あくつ・わたる)警部補(52)の2人が選ばれた。2月22日に表彰式が行われる。
大木警部補は勤続30年のうち28年を地域部門にささげてきた。誠実で他者への気配りに優れ、児童の登下校時の警戒など地域住民目線での活動に積極的に取り組んできた点が評価された。
阿久津警部補は勤続34年のうち14年を生活安全部門で勤務し、ストーカーやDV(ドメスティックバイオレンス)などの事件解決に尽力してきた。周囲からの信頼も厚く、県警本部在籍者としては初めての受章が決定した。
29日の選考委員会では、県警監察室が推薦した5人のベテラン警察官について審査が行われた。
「茨城県民の警察官」は県民のために第一線で活躍し地域に貢献した警察官を表彰する制度で、昭和53年から実施されている。
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表彰式の日程
【日時】2月22日(土)午後1時
【場所】ザ・ヒロサワ・シティ会館(茨城県立県民文化センター)分館=水戸市千波町
【主催】産経新聞社
【後援】茨城県、水戸市、フジテレビジョン、日本放送、日本工業新聞社、茨城県産経会
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【選考委員】委員長=後藤卓三・茨城文化団体連合副会長▽委員=宇野善昌副知事、佐野治・県農協中央会会長、渋谷勲・常陽銀行顧問、小林弘子・元国際ソロプチミスト水戸会長