検査受診を搭乗条件に チャーター機めぐり政府検討

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武漢から羽田空港に到着した全日空のチャーター機=29日午前、東京・羽田空港(桐原正道撮影)

武漢から羽田空港に到着した全日空のチャーター機=29日午前、東京・羽田空港(桐原正道撮影)

 政府は29日、新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け、邦人待避のために中国・武漢へ派遣するチャーター機に関し、感染の有無を調べる検査の受診を搭乗の条件にする検討に入った。複数の関係者が明らかにした。同日、日本に到着した第1便では2人が検査を拒否していた。

 政府は28日、新型コロナウイルスによる肺炎について検疫感染症に指定した。施行される2月7日から、感染が疑われる人に対し検査や診察を指示できる。ただ現段階で、検査は任意となっている。

 政府高官は「施行までの対応が難しい。感染拡大防止のため検査受け入れをチャーター機に乗る条件にしたい」と語った。

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