29日の参院予算委員会での主なやり取りは以下の通り。
【桜を見る会】
蓮舫氏(立憲民主)「なぜ招待者名簿がないか再調査しないのか」
菅義偉官房長官「名簿については、何回も申し上げているが、ないことが明快なので調査しない。公文書管理法のルールに基づいて、1年未満の保存期間と定めており、そのルールに沿って対応してきた」
【新型肺炎】
徳永エリ氏(国民民主)「国内でも人から人への感染が疑われている。感染拡大の可能性が高くなったのではないか」
加藤勝信厚生労働相「新たなステージに来たという認識だ。国民に不安があるので、コールセンターを作って説明している」
藤井基之氏(自民)「感染症の影響がない形で東京五輪を迎えたい」
橋本聖子五輪相「大会の成功には安心と安全が確保されなければいけない。感染症対策は重要だ」
【憲法改正】
福島瑞穂氏(社民)「首相は記者会見で、憲法改正について『私の手で成し遂げていく』と言ったが、権限はない」
安倍晋三首相「自民党総裁としての発言を求められたという観点から申し上げた。首相が憲法に関する事柄を含め政治上の見解について説明を行い、国会に議論を呼びかけることは禁じられているものでないというのが政府の立場だ」
【香港情勢と台湾】
三宅伸吾氏(自民)「香港での民主化運動と台湾総統選の受け止めを」
茂木敏充外相「デモが長期化し、香港政府と民主派勢力の間の不信感が高まっている。憂慮し、状況を注視している。(台湾とは)協力と交流のさらなる深化を図っていきたい」