予算案、週明け実質審議へ 野党は桜、IRを追及

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 国会は3日から令和2年度予算案の実質審議に入る。政府・与党は年度内の確実な成立に向けて、2月中にも予算案を参院に送付したい考えだ。一方、野党は首相主催の「桜を見る会」や、現職議員が逮捕されたカジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件を追及する姿勢を崩しておらず、予算案をめぐる与野党の駆け引きが繰り広げられそうだ。

 政府・与党は衆院での審議を経て、年度内に予算案を確実に成立させるため、遅くても憲法の衆院優越規定で自然成立の期限となる3月2日までの衆院通過を目指している。

 今国会には、政府はパートなど短時間労働者への厚生年金の適用拡大を柱とする年金制度改革関連法案などの法案を提出。6月17日の会期末以降は東京都知事選や東京五輪・パラリンピックが控え、会期延長が困難な状態だ。予算案の審議が遅れれば、ほかの法案の審議に影響が出る可能性が出てくる。

 しかし、野党は桜を見る会やIR事件で徹底抗戦の構えで、桜を見る会の招待者名簿の電子データ廃棄をめぐり、野党が廃棄期日を特定するために求めているログ(記録)の開示などがなければ審議に応じないと主張。31日の衆院予算委員会理事会では与野党折り合わず、棚橋泰文委員長(自民党)が予算案に関し基本的質疑を2月3~5日に行う日程を職権で決めた。

 野党は「真相が解明されていない」と政府への攻勢を強めているのに対し、自民党の鈴木俊一総務会長は31日の記者会見で「新型コロナウイルスの問題があり、緊急事態が進行している中、別のところに議論の中心があることに国民は違和感を持っているのではないか」と苦言を呈した。(今仲信博)

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