【英EU離脱】EU、英離脱惜しむ 市民「実感ない」とも

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EU離脱を受け、ブリュッセルの欧州議会前から降ろされる英国旗(右)=1月31日(ゲッティ=共同)

EU離脱を受け、ブリュッセルの欧州議会前から降ろされる英国旗(右)=1月31日(ゲッティ=共同)

 【パリ=三井美奈】欧州連合(EU)と加盟国の首脳は1月31日、それぞれ声明を出し、英国のEU離脱を惜しむとともに、EUの結束を訴えた。ブリュッセルのEU本部では、英国旗が掲揚台から撤去された。

 マクロン仏大統領は31日の演説で、英国の離脱は「衝撃」だと述べた。そのうえで、「中国や米国に対して利益を守るため、われわれは欧州を必要としている」と述べ、EUの結束強化を促した。

 ドイツのメルケル首相は「英国はドイツと価値を共有する友人だ」として、新たな関係構築を呼びかけた。英国とEUが新たに始める貿易交渉をめぐっては、「英国が(EUの)共通市場の条件から乖離(かいり)するほど、将来の関係は大きく変わる」として英側をけん制した。EUには英国が一方的に減税や規制緩和を行い、EUの競争力をそぐのではないかとの懸念がある。

 フォンデアライエン欧州委員長、ミシェルEU大統領、サッソーリ欧州議長のEU3機関トップも共同声明を出した。「大国が競合する時代は規模が重要だ。どんな国も単独では、世界で発言力を持てない」として、英国に対してEUの力を誇示した。EUは2月20日、臨時首脳会議を開き、英国離脱後の中期予算計画を話し合う。

 EUでは、単一通貨ユーロ導入と国境検問をなくすシェンゲン協定発効で「単一通貨、国境なき欧州」が定着したが、英国はどちらも不参加。離脱後の移行期間中、英国とEU間の人やモノの移動に大きな変化はない。このため、隣国フランスでも「離脱といっても、実感がわかない」(パリ、25歳会社員)という人が多い。

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