ヤフーを展開するZホールディングス(HD)が5日発表した令和元年4~12月期連結決算は、インターネット衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)を昨年11月に連結子会社にしたことが貢献し、売上高は前年同期比7・4%増の7596億円、最終利益は7・0%増の750億円となった。
ただスマートフォン決済事業で多額の投資を見込み、通期の純利益予想は従来の790億~850億円から770億~800億円に引き下げた。スマホ決済「ペイペイ」を浸透させるための還元キャンペーン費用などを織り込んだ。
ZHDの幹部はペイペイの利用者数が2400万人を超えたと明らかにし「想定以上に伸びており、手を緩めず積極投資する」と説明。今年10月までの統合を目指すLINE(ライン)との連携策については明言を避けた。