対立暴力団が連携か 特殊詐欺グループ、容疑で逮捕

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 大阪府警は6日、特殊詐欺グループのリーダーとして、詐欺容疑などで特定抗争指定暴力団山口組系組員を逮捕したと発表した。府警はこれまでに、このグループのメンバーで特定抗争指定暴力団神戸山口組系組員を同容疑で逮捕。両組織間では抗争事件が相次いでいるが、府警は下部組員が上納金の支払いのため、資金獲得活動(シノギ)で協力せざるを得ない状況に置かれているとみている。

 逮捕されたのは山口組系組員、深井流(るい)容疑者(32)=東京都豊島区在住=や神戸山口組系組員、青木竜治被告(28)=詐欺罪などで公判中=ら。逮捕容疑は昨年5~6月、全国銀行協会職員などをかたり、千葉県の70代女性にうその電話をかけ、現金約300万円をだまし取ったとしている。府警は認否を明らかにしていない。

 府警によると、深井容疑者は昨年4~6月にかけて埼玉、千葉両県で計約1400万円の被害が発生した特殊詐欺グループのリーダー。青木被告が率いる詐欺電話の「かけ子」グループの拠点となるマンスリーマンションなどを提供していたとみられる。

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