ぐるりんタクシーに1億3500万円 高崎市2年度予算案 1655億円、2年連続減額も福祉に重点

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 群馬県高崎市は7日、令和2年度一般会計当初予算案を発表した。総額は1655億2千万円で、前年度当初比の伸び率はマイナス1・6%と2年連続の減額となった。富岡賢治市長は「節約する中、高齢者福祉や子育て環境など福祉関係に重点を置いた」と述べた。

 歳入のうち市税は、所得実績や税制改正に伴う税率引き下げの影響などを反映させ、1%減の607億9938万円を計上。歳出では、人件費などの義務的経費が3・3%増の725億7375万円。投資的経費が高崎芸術劇場建設終了などで17・3%減の185億7463万円となった。

 重点事業として69項目を選定したが、目玉は6月から高齢化率の高い倉渕、榛名、吉井の3地域で実施する「おとしよりぐるりんタクシー運行事業」(約1億3500万円)。「乗り降り自由、予約不要、料金無料」のタクシーで、高齢者をはじめとする交通弱者への対策とする。

 倉渕地域と吉井地域で1ルート、榛名地域で2ルートを設定。距離は20~30キロで、地域内の医療機関やスーパーなどの商業施設、地域外へのアクセスとなるバス停は必ず通過する。1ルートに1日2台のタクシーを投入、30~40分間隔で巡回させ、利用者は好きな場所で乗降できる。

 乗客定員は5人(車イス1台対応)で、運行時間は午前10時から午後6時まで。走行時には往来を知らせる音楽を流し、GPSと地図アプリを使ったタクシーの現在位置が分かるシステムも導入、各支所で電話での問い合わせに対応する態勢も整える。

 また、「高齢者等ごみ出し支援事業」(約7200万円)を市内全域で実施する。ごみ出しが困難な高齢者世帯約1千戸を対象に、市が委託した民間業者が戸別訪問して収集する。

 このほか、建て替えが予定されている高浜クリーンセンター建設事業に約60億7500万円。本体部分の建設が始まる。総事業費は約400億円で、完成のめどは令和5年度。

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