【原爆Tシャツ】BTSの軍入隊「韓流にマイナス」との声も 韓国政府は制度見直し模索[2/8]
政府関係者などによると、国防部、文化体育観光部、兵務庁は来週、まだ兵役を終えていない韓流スターに対する海外旅行許可制度の改善策などを話し合う初会議を開くとされる。文化体育観光部長官の推薦を受けた韓流スターに対し、海外での活動に制約が生じないよう柔軟に海外旅行を許可する案などが議論されるという。
現行の規定では、満25~27歳の兵役未了者は1回につき6カ月以内、合計2年間の海外旅行が可能だ。許可を得られる回数は最大5回となっている。28歳になると、病気の治療といった特別な理由がない限り、実質的に海外旅行が難しくなる。
柔軟に海外旅行を許可する方向に制度が改善された後、軍に入隊する年齢になった韓流スターが海外旅行許可を得れば、入営も延期される可能性がある。
現行法では、兵役判定検査を受けて入営対象者となった男性は、大学院に在学中の場合は27歳まで、博士課程の場合は28歳までに入営することになっている。サイバー大学院に在学中とされるBTSのJINが満28歳になる今年12月4日までに入営する必要があるのも、こうした制限のためだ。
ただし、法規定に基づき入営通知を受け取っても正当な理由があれば満30歳まで5回延期を申請できる。病気や天災、入試、その他やむを得ない理由に当てはまれば延期が可能だ。
朴良雨(パク・ヤンウ)文化体育観光部長官は以前、芸能人は兵役の義務を終えないまま25歳を過ぎると海外旅行に大きな制約があったが、同部長官が推薦すれば海外公演に制約が生じないよう、柔軟に対処していく方向で他の官庁と協議していると説明していた。
制度が改善されれば、韓流スターは文化体育観光部長官の推薦という「お墨付き」を得て、25歳を過ぎても過去より容易に公演のため海外へ渡航できるようになる。
だが、文化体育観光部の要求通り制度が見直されるかどうかは未知数だ。ともすれば芸能人の特別扱いと映りかねないため、兵務当局は見直しそのものに難色を示しているとされる。
政府の関係者は、関係官庁間の議論に着手したばかりで改善の方向さえ定まっていないとし、「入営制度の改善には国民の共感が求められ、公平性を考えねばならないため、多くの議論が必要だ」と話した。
聯合ニュース
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2020020880037
2020/02/08 21:20