クルーズ船、4人重症 中国在留邦人に帰国促す 新型肺炎

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横浜・大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。上は待機する救急車両など=11日午前9時23分(共同通信社ヘリから)

横浜・大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」。上は待機する救急車両など=11日午前9時23分(共同通信社ヘリから)

 新型コロナウイルスの感染が拡大しているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、厚生労働省は12日、新たに39人の感染を確認したと発表した。さらに検疫官1人も感染が確認された。11日までに船から医療機関に搬送された5人が重症としているが、うち1人は陽性か確認されてない。クルーズ船の感染者は計174人、国内の感染者は203人になった。

 また、中国での新型コロナウイルス感染拡大を受け、政府のチャーター機第1便で帰国し、千葉県勝浦市や埼玉県和光市の施設で滞在していた計197人は再検査の結果、全員が陰性だった。勝浦市に滞在していた176人のうち25人は同日午後7時ごろ、バスでホテルを出発。ほかも順次、帰途に就き、全員が13日までに帰宅する見込み。

 安倍晋三首相は12日の新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、入国拒否の対象地域に中国浙江省を追加すると正式表明した。外務省は中国国内の急速な感染拡大を踏まえ、中国全土を対象に渡航延期や在留邦人の早期一時帰国を至急検討するよう求めるスポット情報を出した。これまでも帰国や渡航延期の検討を要請してきたが、今回は「至急」の表現を加えた。

 首相は対策本部で、現在1日最大300件程度のウイルス検査体制について、18日までに1日1千件を超える能力を確保する見通しを明らかにした。

 加藤勝信厚生労働相は12日の衆院予算委員会で、集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客らへの対応をめぐり、経過観察後の下船の際、全員にウイルス検査を実施したい意向を明らかにした。

 厚労省によると、新たに検査結果が判明した乗客乗員53人のうち39人が陽性だった。このうち乗員は10人で、日本人も10人いた。年齢は10~80代で、国内での10代感染は初。当初、感染者の入院先は東京と神奈川の医療機関だったが、入院先は1都9県に拡大した。

 陽性が確認されている重症者4人のうち2人は集中治療室(ICU)で治療を受け、2人は気管に酸素を送るなど呼吸管理が必要な状態。いずれも持病がある。うち日本人は60代男性1人と70代男性2人。残る1人は70代の外国人男性。陽性が確認されていないのは60代外国人男性で、ICUで治療を受けている。

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