小泉進次郎農水大臣が5日の衆院農林水産委員会で、お米の価格高騰問題の質疑で、米価が5キロ4000円の状態が続いた場合の試算を紹介し、「この試算は重い」と述べた。
【動画】聞き逃せない 原口一博氏の小泉米酷評「ニワトリさん」演説
村岡敏英議員が、お米の価格抑制の出口戦略を聞いた質問に答えた。
進次郎大臣は、現在の急騰を「この上がり方は異常。4200円の平均価格がおかしいのではなくて、上がり方がおかしい」と語った。
「今、出口戦略を話すのは早すぎる。マーケットと向き合ってる中で、あらゆるカードを選択肢において、どんなことがあっても仮に批判があっても、絶対に価格抑制を実現する覚悟を持ち続けなければ、そう簡単にマーケットは転換しない」と述べた。
そのうえで「三菱総研の試算」と紹介し、「5キロ4000円の状態が半年続くと家計に対して1兆4000億円の支出増を強いることになり、結果それは食料品にかかる消費税率が8%から12・4%にあがるのと同等の影響があると。私はこの試算は非常に重いと思う」と語った。
「ですので賛否両論あるかもしれませんが、私は2000円の備蓄米でこのマーケットを1回落ち着かせに行く。ご理解を得られるよう、生産者の皆さんにも丁寧に説明させていただきたい」と述べた。