愛知県西尾市で平成30年4月、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながら脇見運転し、死亡事故を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた同県岡崎市の無職、榊原あかね被告(44)は14日、名古屋地裁岡崎支部(鵜飼祐充裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。
検察側は冒頭陳述で、被告がスーパーへ買い物に行くため車を運転していた際、ゲームをして事故を起こしたと指摘。榊原被告は被告人質問で「前方を見ながらちょっと(スマホを)見るくらいなら大丈夫と思った」と述べ、謝罪した。
起訴状などによると、榊原被告は30年4月14日午前、西尾市の県道で乗用車を運転中、左手に持ったスマホのゲームに気を取られて進路の安全を確認せず進み、同市の無職、永田よしさん=当時(85)=をはね、多発性外傷で死亡させたとしている。