広島舞台の映画「風の電話」 ベルリン映画祭へ

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ベルリン国際映画祭への出品について意気込みを語る諏訪監督=広島市中区

ベルリン国際映画祭への出品について意気込みを語る諏訪監督=広島市中区

 広島県などを舞台にした映画「風の電話」が、20日にドイツで開幕する「第70回ベルリン国際映画祭」のジェネレーション部門に出品されることになった。広島市佐伯区出身の諏訪敦彦(のぶひこ)監督(59)が同市内で会見し、意気込みなどを語った。

 映画は、岩手県大槌(おおつち)町に実在する「風の電話」をモチーフにしている。電話線がつながっていない電話は「天国につながる電話」として知られ、平成23年に発生した東日本大震災以降、3万人超が訪れている。

 東日本大震災で家族を失い、広島の親族に身を寄せていた女子高生が、故郷の大槌町まで旅するというストーリーで、撮影は昨春に広島県呉市でクランクインした。

 諏訪監督の作品は、台本が未完成の状態で撮影する即興演出が特徴。同作でも女子高生が風の電話で家族に話をするクライマックスシーンは、カメラを約10分間回しっぱなしにした。諏訪監督は撮影を通じて「日本は災害の国」であると実感したといい、「いろいろな境遇の人がいるが、映画を通じて『一人ではない』と思ってほしい」と作品に込めた思いを説明する。

 同映画祭への出品は「ユキとニナ」以来10年ぶりで、「この部門は青少年が鑑賞するので、彼女の旅が外国の青少年にどう見えるかが楽しみ。海を越えて私たちの思いが伝わってほしい」と話した。

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