朝ドラ「あんぱん」第100話:八木信之介(妻夫木聡)と朝田蘭子(河合優実)が衝撃の初対面!シェイクスピア引用にSNS大反響

NHK連続テレビ小説「あんぱん」の第100話が8月15日に放送され、ヒロイン・柳井のぶ(今田美桜)を取り巻く状況が大きく動き出す中、特に注目を集めたのは八木信之介(妻夫木聡)と朝田蘭子(河合優実)という二人の重要人物の初対面シーンでした。両者の深い対話と、その中で飛び出したシェイクスピアの引用が視聴者の間で大きな反響を呼び、今後の展開への期待が高まっています。

ドラマ「あんぱん」第100話の概要

国民的アニメ「アンパンマン」の生みの親である漫画家やなせたかし氏と妻・暢さんをモデルに、激動の時代を生き抜いた夫婦の物語を描く連続テレビ小説「あんぱん」。脚本は「ドクターX~外科医・大門未知子~」シリーズで知られる中園ミホ氏が手掛けています。

第100話では、柳井嵩(北村匠海)が手掛けたミュージカル「見上げてごらん夜の星を」が成功裏に幕を閉じます。しかし、嵩は「みんなみたいな情熱は、僕にはなかった。ちょっと悔しいよ」と、自身の心境に葛藤を抱えていました。数日後、いせたくや(大森元貴)が共同での仕事を提案するも、嵩は聞く耳を持たず。のぶが「やってみたらえいがじゃない」と助言しても、「僕の仕事に口出ししないでくれ」と珍しく強い口調で反論し、夫婦仲に溝が生じ始めます。

のぶは嵩に内緒で、八木の雑貨店「九州コットンセンター」を手伝う日々が続きます。嵩との関係に悩むのぶは、心の中で秘めた思いを抱えていました。

注目の初対面:八木信之介と朝田蘭子

夜、のぶを訪ねてきた朝田蘭子(河合優実)は、そこで偶然にも八木信之介(妻夫木聡)と初対面を果たします。蘭子からの「姉がお世話になってます」という言葉に対し、八木は「世話なんかしてないよ」と応じ、二人の間で独特の空気が流れます。

連続テレビ小説「あんぱん」第100話、八木信之介(妻夫木聡)と初対面する朝田蘭子(河合優実)の場面。連続テレビ小説「あんぱん」第100話、八木信之介(妻夫木聡)と初対面する朝田蘭子(河合優実)の場面。

のぶが嵩の現状を蘭子に相談すると、八木は「あいつの書く言葉は全部、俺には詩に聞こえるけどな」と独自の視点を示します。これに対し、蘭子は「そんなふうにお感じになるあなたも詩人ですね」と返し、のぶも嵩の過去の作品「メイ犬BON」を思い出し「ホンマや。詩人ですね」と同調します。

八木は自らを「ただの雑貨屋の親父だよ」と謙遜しつつ、蘭子に「独立は考えないのか」と問いかけます。蘭子は「会社辞めたいと思うことはありますけど」「うち学歴ないやろ。タイプが早う打てても、それで見下す人はおるき」と自身の葛藤を吐露。それに対し八木は「逆境が、人に及ぼすものこそ輝かしい」と語りかけます。蘭子が「シェイクスピア?」と問うと、八木は「だから今の君があるんじゃないのか」と続け、蘭子を勇気づけます。この八木の言葉は、シェイクスピアの戯曲「お気に召すまま」の一節「逆境が人に与えるものこそ美しい。それはガマガエルに似て醜く、毒を含んでいるが、その頭の中には宝石をはらんでいる」を想起させるものでした。二人の、人生における逆境を通じた共鳴が描かれ、視聴者に強い印象を与えました。

SNSでの大きな反響と次週への期待

八木と蘭子の初対面はSNS上でも大きな話題となり、「意外な出会い」「八木さんと蘭子、お似合いだと思う」「蘭子の今の表情がたまらない」「オーラのぶつかり合いに朝から猛烈にヒリついた」「蘭子にも八木さんにも幸せになってほしい」「河合優実×妻夫木聡、何たる贅沢」など、驚きと興奮の声が続出しました。

次週予告では、八木が蘭子に対し「妻と子には、絶対に生きて帰ると約束した」と自身の過去を告白する場面が描かれ、二人の関係がどのように発展していくのか、視聴者の期待は高まるばかりです。8月18日からは第21週「手のひらを太陽に」が始まる予定で、物語の新たな局面が注目されます。

参考文献