【中央日報】日本原発汚染水の海洋放出は生態系「核テロ」…韓国で声明[2/18]
高哲煥(コ・チョルファン)ソンシン学院理事長、チョン・カンジャ参与連帯共同代表、チェ・ジェチョン梨花女子大客員教授など100人は18日、ソウル中区(チュング)環境財団レイチェルカーソンホールで記者会見し、「放射能汚染水海洋放流中断のための100人共同声明書」を公開した。
100人は声明書で「放射性物質は無色・無臭・無味であり、人間の感覚で避けることもできず、食物連鎖を通じて体内に蓄積され、どのような結果を招くか分からない」とし「福島の高濃度放射能汚染水の海洋放出は人類に対する犯罪行為であり生態系に対する『核テロ』だ」と批判した。
続いて「海洋放流は最も容易に安く汚染水を処理しようということ」とし「日本政府は全人類に深刻な被害を抱かせるぞっとするような決定を撤回すべきだ」と促した。
また「汚染水を海と大気に放出すること以外にも方法はある」とし、放射性物質「三重水素」の半減期(12.3年)の10倍の123年間、汚染水を大型貯蔵タンクに保管するなどの代案を提示した。
日本の有権者の半分以上も東京電力が推進することにした福島原発汚染水の海洋放出案に反対していることが分かった。読売新聞が14-16日に18歳以上の有権者を対象に実施した世論調査で、福島原発の汚染水を海に捨てることに対し回答者の59%が反対し、27%が賛成した。
福島原発の汚染水は、2011年の東日本大震災で爆発事故を起こした原子炉内の冷却水から浄化装置で三重水素を除いた、放射性物質の大部分を除去した水。日本政府は最近、福島原発に保管している120万トンの汚染水を海洋放流するという結論を出した。放出の時期は今年夏に予定された東京オリンピック・パラリンピック後になると予想される。
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ⓒ 中央日報/中央日報日本語版 2020.02.18 15:53