きょう「竹島の日」 午後から記念式典


 島根県が条例で定める「竹島の日」を迎えた22日、同県などは午後から松江市の県民会館で15回目の記念式典を開催する。日韓関係の悪化で、会場周辺は警察が通行車両を規制するなど厳重な警戒態勢を敷き、物々しい雰囲気に包まれている。

 式典には、政府が派遣した藤原崇内閣府政務官のほか、自民、立憲民主などの国会議員13人が出席する。平成24年末の第2次安倍内閣発足以降、政務官の出席は8年連続。

 式典では、丸山達也知事が韓国による不法占拠が続く竹島問題の解決を訴えるほか、竹島の研究に協力した資料提供者らを表彰する。また、超党派の国会議員による「日本の領土を守るため行動する議員連盟」会長の新藤義孝衆院議員、竹島問題研究会座長の下條正男・拓殖大教授、豊田欣吾・内閣審議官の3人による座談会が予定されている。

 いわゆる徴用工判決や日韓合意に基づき設立された慰安婦問題をめぐる「和解・癒やし財団」の一方的な解散、日本の輸出規制強化などを背景に、日韓関係は急速に悪化している。

 竹島の日は、同県が竹島の帰属を告示して100年になるのを記念し、平成17年3月に条例で定めた。式典は18年から開かれ、今年で15回目。



Source link