大阪府の豊能、能勢両町でつくる豊能郡環境施設組合がダイオキシンを含む廃棄物を無断で神戸市に埋め立てていた問題で、豊能町は25日、当時の組合事務局長を務めていた建設環境部の男性理事(59)を、戒告の懲戒処分にした。
町によると、組合事務局長として勤務していた平成27年8月~28年2月、豊能郡美化センター解体に伴う廃棄物の処理をめぐり、法令違反の恐れを含む不適正な事務処理をしたとしている。
問題をめぐっては、大阪地検が昨年末、地方自治法違反(虚偽証言)などの罪で告発されていた当時の組合管理者の元豊能町長ら全員を不起訴処分としていた。