休校要請、判断分かれた栃木県内25市町 感染防止か、働く親配慮か

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 新型コロナウイルス対策として政府が全小中高校の休校を要請したことをうけ、栃木県教育委員会は28日、高校をはじめとする全県立学校に3月2日から春休みまで休校とするよう通知した。県立高校入試は予定通りの日程で行う。一方、小中学校に関しては25市町教委の判断が分かれた。大田原市は休校措置を取らず、鹿沼など5市町も3月半ば以降については今後の状況をみて判断する。

■実情に応じ判断

 休校を見送った大田原市の津久井富雄市長は、「共働きや1人親の家庭、県北健康福祉センター管内で発症者がいないことを考慮した」とコメントを発表。春休み前の3月24日まで授業を行うが、午前で打ち切り給食後の下校とする。県北で感染者が出た場合は学童保育も含め休止する。

 当面の休校期間を3月2~16日とした矢板市など5市町は、月半ば以降の措置を決めていない。感染拡大か、収束かを見極めながら判断する。「国は1、2週間が感染拡大を防ぐ瀬戸際としており、様子を見たい」(塩谷町)考えだ。

 「準備が間に合わない」という現場の声をうけ、休校を3日以降とした市町も多い。茂木、芳賀、市貝、益子各町は10日から休校する。一方、卒業式については大半の市町が来賓を招かないなど簡素化し、修学旅行も時期を延ばす。

■入試は予定通り

 県立高校の一般入試について県教委は、学力検査を5、6日に行う日程を変更しないと発表。受験生が感染した場合は後日に追試験を行い、その同級生は志願校の別室で試験を行う。

 ただ、追試験の詳細は決まっていない。一般入試の合格発表は11日だが、感染した受験生がそれまでに回復しないケースも想定される。荒川政利教育長は「状況に応じて判断したい」と述べるにとどめた。

 一方、期末試験が始まる前に休校となった在校生の成績や単位については、これまでの成績などを総合的に判断し、進級に支障がないよう対応するという。

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