水戸市の納豆メーカー・だるま食品が29日、小中学校の給食用に製造し、新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休校でキャンセルとなった納豆を、本店で買い物をした客にプレゼントしたところ、大きな影響を呼んだ。フードロス対策だという。
「だるま納豆」のブランドで知られる同社は茨城県内約240の小中学校へ納豆(1個30グラム入り)を納入しているが、休校で約2千個が不要となった。「廃棄はもったいない」と、うち半分の1千個について28日、ツイッターで「本店で商品1個以上お買い上げのかたに給食用の納豆2個をプレゼントします」と告知したところ、1万7千件ものリツイートがあったという。
「10日間くらいでさばければ…」(担当者)という当初の予想に反し、配布初日の29日午後4時半ごろ、用意されていた納豆はすべてなくなった。