世界三大映画祭の一つ、第70回ベルリン国際映画祭の授賞式が2月29日(日本時間1日)に開かれ、コンペティション部門の最高賞「金熊賞」にイラン出身のモハマド・ラスロフ監督作「そこに悪はない」が選ばれた。
他の主な受賞結果は次の通り。
審査員大賞(銀熊賞、以下同)=「決して、たまに、時々、いつも」(エリザ・ヒットマン監督)▽監督賞=ホン・サンス(「逃げた女」)▽最優秀女優賞=パウラ・ベア(「ウンディーヌ」)▽最優秀男優賞=エリオ・ジェルマーノ(「隠されて」)▽脚本賞=ディノチェンゾ兄弟(「悪の物語」)
今年新設された「エンカウンター」部門の作品賞には、スウェーデン出身のアンダース・エドストローム監督らが京都府内の集落で撮影した「仕事と日々」が選ばれた。加瀬亮さんや本木雅弘さんが出演している。(共同)