イスラエルで2日に国会選 「政治空転」続く公算

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(左から)イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター)、ガンツ元軍参謀総長(ゲッティ=共同)

(左から)イスラエルのネタニヤフ首相(ロイター)、ガンツ元軍参謀総長(ゲッティ=共同)

 【カイロ=佐藤貴生】イスラエルで3月2日、国会(一院制、定数120)選挙が行われる。ネタニヤフ首相率いる右派・宗教勢力がガンツ元軍参謀総長率いる中道・左派勢力をややリードしているが、過半数を占める連立はできず、昨年4月と9月に続き政権が成立しない可能性が出ている。

 1年以内に3回、選挙が行われるのはイスラエル建国以来初めて。トランプ米政権が1月下旬に公表したイスラエル寄りの中東和平案はネタニヤフ氏にとって追い風になるとの見方も出たが、政治空転の打開にはつながらない恐れがある。

 最終盤の複数の世論調査によると、ネタニヤフ氏の右派政党「リクード」と、ガンツ氏の中道政党連合「青と白」の予想獲得議席数はともに33前後で互角。多党が乱立するイスラエルでは選挙後の協議で過半数(61議席)を制する連立が成立しなければ政権は発足しない。ネタニヤフ氏を首相に推す右派・宗教系政党は56~58議席を獲得、ガンツ氏ら中道・左派勢力が僅差で追う展開となり、どちらも過半数に届かないと予測されている。

 ネタニヤフ、ガンツ両氏は1月下旬、米国の中東和平案公表に合わせて訪米し、トランプ大統領と会談。ともに和平案の実現に積極的な姿勢を示した。

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