公演中止は「死活問題」 自粛、延期でエンタメ業界に打撃

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 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で、マスク姿で東京・渋谷のスクランブル交差点を行き交う人たち

 新型コロナウイルスによる肺炎の拡大で、マスク姿で東京・渋谷のスクランブル交差点を行き交う人たち

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で、政府がイベントの自粛要請をしたことで、コンサートや舞台などが次々に中止、延期となっている。関係者は対応に追われ、大きな損失への不安を口にするなど、エンターテインメント業界を直撃している。

■保険は適用外■

 「死活問題だ」「人が密集せざるを得ないイベントだから延期も仕方ない」。政府がイベント中止や延期、規模縮小を要請しているのは、大規模な感染リスクがあるためだ。公演主催者からはあきらめと落胆の声が上がった。

 要請のあった2月26日の夜に予定されていた人気グループ「Perfume」の公演は急遽(きゅうきょ)中止に。「EXILE」の東京、大阪の各ドーム公演も中止となった。大手レコード会社、ソニー・ミュージックエンタテインメントや芸能事務所、エイベックス・マネジメントは所属アーティストの11日までの公演自粛を決めている。

 ドームなど大人数が収容できる会場の公演中止は「本当に痛い」と音楽関係者。劇場型ホールと違い、ステージを一から設営するため経費がかさむからだ。会場で販売予定のツアーグッズも大量在庫と化す。「振り替え公演をしようにも、プロ野球の試合などがあって日程を押さえるのが難しい」

 興行を対象として、自然災害や出演者の傷病などによる中止を想定した損害保険会社の「興行中止保険」がある。主催者側がそれまでに支出した費用や中止・延期に伴い発生した費用などの最大90%を保険会社が保険金として支払う仕組みだが、大手損保3社は「新型コロナによる中止は適用外」と口をそろえる。感染症が直接起因して中止となった場合は、被害やリスクの規模を把握しづらいことなどから、原則として補償されないという。

 イベント主催者の窮状を受け、厚生労働省は、業績悪化で従業員を休業させた企業に支払う「雇用調整助成金」の特例を拡充し、感染症対応でイベントを自粛した場合も対象にすると決めた。

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