政府は4日の参院予算委員会理事会で、国が保有するマスクは2日現在で、各府省庁分を合わせて計約743万枚と明らかにした。担当者は「この中でどのくらい民間に供給できるかは調査中だ」と述べた。
政府側の説明によると、マスクは入国管理や税関の日常業務で使用する分も含まれ、枚数は日々変動するとしている。
内訳は、入国管理を所管する法務省が約272万枚と最多で、その他は多い順に、財務省約203万枚、防衛省約155万枚、国土交通省約49万枚などとなっている。
野党は新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、国が新型インフルエンザ対策などで備蓄しているマスクを活用することを求めている。