国民民主党の玉木雄一郎代表は4日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、東京五輪の開催延期を検討すべきだとの考えを示した。「予定通りの開催は難しくなっている。1964(昭和39)年の前回東京五輪が10月10日開幕だったように、10月にずらすのも一つの手ではないか」と述べた。
今月26日に始まる聖火リレーに関し「マスクをした人たちの中を走る映像が世界に流れれば、日本に行って大丈夫なのかとなる」と指摘。日本からの入国拒否が海外での強化合宿に影響する可能性にも言及した。
政府が東日本大震災追悼式を中止する方向で調整に入ったことに関しては「やむを得ない」とした上で「震災の風化につながってはならない。別途、亡くなった方を悼み、経験を後世に伝える新しい取り組みを行ってはどうか」と語った。