「2歳娘置き去りのつもりなかった」 母親、起訴内容否認 自宅に放置し死亡


 仙台市で昨年6月、自宅に2歳の娘を放置したまま数日間外出して死亡させたとして保護責任者遺棄致死罪に問われた母親で飲食店従業員、土屋りさ被告(26)の裁判員裁判の初公判が5日、仙台地裁(大川隆男裁判長)で開かれた。土屋被告は「娘を置き去りにするつもりはなかった」などとして起訴内容を否認した。

 検察側は冒頭陳述で「被告は娘を放置し続ければ、生命が危険な状態になると認識しながら、育児ストレスなどから数日間放置するつもりで外出した」と指摘。弁護側は「被告は外出期間中、精神障害を起こし、娘の存在を認識できなかった。日数がたっていることも認識していなかった」などと主張した。

 起訴状などによると、土屋被告は昨年6月21日から約9日間にわたり自宅に当時2歳11カ月だった娘の陽璃(ひなた)ちゃんを放置し、外出。同月末ごろ、低体温症などで死亡させたとしている。



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