米軍、タリバン戦闘員に空爆 和平に暗雲

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 【シンガポール=森浩】アフガニスタン駐留米軍の報道官は4日、米軍が同日、アフガン南部ヘルマンド州で、イスラム原理主義勢力タリバンの戦闘員に空爆を実施したと明らかにした。米軍のタリバンへの攻撃は2月29日に和平が成立して以来初めて。タリバンは3月2日に政府軍への攻撃再開を明言しており、早くも和平の先行きに暗雲が立ち込めている。

 駐留米軍報道官はツイッターで、タリバンがヘルマンド州で3日だけで計43回、政府軍の検問所を攻撃したと指摘し、空爆は「攻撃を妨害するための防衛目的の攻撃だ」と強調した。報道官は「タリバン指導者は攻撃を増やすことはないと約束した。意味のない攻撃を止め、約束を守るよう呼びかける」とした。

 タリバンは、アフガニスタンのガニ大統領が5千人の捕虜解放を拒否したことで政府軍への攻撃再開を宣言し、4日までに全土で兵士ら少なくとも20人が死亡した。米軍など外国部隊への攻撃は控えており、政府に圧力を加える狙いがあるとみられる。

 トランプ米大統領は3日、タリバン幹部のバラダル師と電話会談を行った。和平合意をめぐって協議し、「とても良い会話ができた」と述べていた。

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