首相「積極果断な措置」 中韓からの入国制限で





新型コロナウイルス感染症対策本部で発言する安倍晋三首相(右列中央)=5日午後、首相官邸(春名中撮影)

 安倍晋三首相は5日、首相官邸で開いた政府の新型コロナウイルス対策本部会合で決めた中国と韓国からの新たな入国制限について「機動的な水際対策を躊躇(ちゅうちょ)なく断行していくことが大切だ。今般、積極果断な措置を講じることにした」と述べた。周知期間を経て9日午前0時から行うとしている。

 首相は会合で、中国と韓国からの入国者について、検疫法に基づき一定の場所に2週間待機させる措置に関し「一部地域からの入国拒否措置を講じても中国や韓国全土から本邦への人の流入は続いている。感染拡大を防止し、国民の皆さんの不安感を解消する」と説明した。

 首相は、韓国やイランの一部地域からの入国を拒否することや、中国、韓国に発行済みの査証(ビザ)の効力を停止するとも表明した。また、マスク不足を解消するため転売を禁止することや、再利用可能な布製マスクを2千万枚確保するなどの対応をとる方針も示した。



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