菅義偉(すが・よしひで)官房長官は6日午前の記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ水際対策として、中国と韓国からの査証(ビザ)の効力や発給の停止など新たな入国制限を5日に決定したことについて「さまざまな情報や知見に基づいて検討し、政府として総合的に判断した結果、今回の対応としたものであり、適切なタイミングだ」と述べた。
菅氏は「諸外国での感染が拡大する中で今が正念場だ。国内対策はもとより機動的な水際対策についても引き続き躊躇(ちゅうちょ)なく断行していくことが大事だ」と強調。「引き続き国民に対し丁寧に説明し、理解を得るべく最大限努めていきたい」と語った。