英EU、離脱後初交渉で相違浮き彫り

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5日、会合後に会見するEUのバルニエ首席交渉官=スイス・ローザンヌ(AP)

5日、会合後に会見するEUのバルニエ首席交渉官=スイス・ローザンヌ(AP)

 【ローザンヌ(スイス)=板東和正】欧州連合(EU)とEUを離脱した英国は5日、自由貿易協定(FTA)などを交渉する初会合を終えた。EUのバルニエ首席交渉官は会合後の記者会見で「とても深刻な意見の相違があった」と述べた。双方の溝が大きいことが改めて浮き彫りとなり、交渉は難航が予想される。

 会合は2日からブリュッセルで4日間にわたり開催された。次回は18~20日にロンドンで行われる予定。

 バルニエ氏はFTA交渉に関し、「公正な競争条件」の確保や「漁業権」をめぐって意見の隔たりがあったと指摘し、「(今後の交渉は)非常に困難」と話した。一方で「それでも合意は可能だと考えている」とも述べた。

 ロイター通信によると、英政府の報道官は会合後、「今後も厳しい交渉が予想される」と語った。

 FTAをめぐり、英国とEUは関税や輸入割り当てを設けないことを目指す姿勢で一致しているが、EU側はそのために環境、労働、税制、政府補助金をめぐる規制を同等の水準にして公正な競争条件を保つよう英国に要求。EUの漁船の英国水域での操業継続もFTAに含めるよう求めているが、英国は難色を示している。

 英国とEUは現在、離脱前の経済関係の現状を保つ「移行期間」に入っており、移行期間が終了する12月までFTAをまとめられなければ、英国とEU間の貿易で関税が発生する恐れがある。

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