北飛翔体発射でNSC開催へ 安倍首相「万全期す」 





参院予算委員会で北朝鮮が発射した飛翔体について答弁を行う安倍晋三首相=9日午前、国会・参院第1委員会室(春名中撮影)

 安倍晋三首相は9日の参院予算委員会で、北朝鮮が複数発の弾道ミサイルとみられるものを発射したことに関し、「米国などとも緊密に連携しながら、必要な情報の収集、分析および警戒監視に全力を挙げ、わが国の平和と安全の確保に万全を期していく」と述べた。

 首相は、国家安全保障会議(NSC)を開き、対応について協議を行う考えを示したうえで、「わが国と地域の平和と安全を脅かすもので、これまでの弾道ミサイルの度重なる発射も含め、国際社会全体にとって深刻な課題だ」と北の行動を批判した。

 首相は、9日7時34分から35分ごろ、北朝鮮の東岸から複数発の弾道ミサイルとみられるものが発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したと推定されると説明。航空機や船舶などへの被害は報告されていないことを明らかにした。



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